機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム

機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム

『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』は、2008年にバンプレストによって開発された対戦アクションゲームで、アーケード版の『機動戦士ガンダム vs.シリーズ』の第7作目です。バンプレストが名付けブランドとして使用する最後のアーケード作品で、この後、ゲーム事業はバンダイナムコゲームスに移管されます。このゲームのPSP版も後に発売され、人気を博しました。

ゲームの概要

本作は、かつて放送され、アニメ化された16作品から選ばれたモビルスーツを集結させたクロスオーバー的作品です。ただし、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』と『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』、およびSDガンダムシリーズは含まれていません。プレイヤーはそれぞれ異なる世界観を超え、全機が主役となることで多彩なバトルが展開されます。キャッチコピーは「全機主役!! 作品の誇りを賭けて今、戦え!!」であり、イラストは大河原邦男が担当しています。

ストーリー

2030年、あるゲームセンターでデビルガンダムが実体化し、それまでのギャラリーが統合されるという事件が発生します。デビルガンダムに立ち向かうため、多くのガンダムたちが集結し、協力して彼に対抗するストーリーが展開されます。

システムの特徴

ゲームシステムは、前作『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II』に基づいており、8方向の操縦桿と4つのボタンによる操作が引き続き行われます。また、多様な新機能が追加され、特にコスト体系やモビルアシストの導入が大きな特徴となっています。各モビルスーツには特色があり、コストは1000、2000、3000の3段階に分かれ、戦略によって組み合わせが求められます。

新システムの紹介

• - モビルアシスト: 射撃、格闘、ブーストのボタンでアシストを呼び出すことができるシステムで、各機体ごとに呼び出せる機体や回数が異なります。
• - Gクロスオーバー: 親しいプレイヤーと共に必殺技を発動する機能で、連携や協力を活かすことが重要です。発動後は範囲にマーカーが示され、数秒後に攻撃が行われます。
• - コストオーバー: 機体復活時に残コストに応じて耐久力が減少する仕様で、戦術的な選択が求められます。
• - シールド防御: 自動発動式と手動発動式が機体ごとに異なり、戦略に豊かさを加えています。
• - チームシャッフル: 毎回の対戦時にプレイヤーのチームがランダムに編成されるため、単純な連携にとどまらず、新たな戦術の構築が必要です。

モビルスーツの選択

ゲームには幅広いモビルスーツが登場し、それぞれが異なる能力や武器を持っています。強力なキャラクターたちが集う中、多様な戦略が求められる点が魅力となっています。代表的な機体にはRX-78-2ガンダムやZガンダム、νガンダムなどがあり、これらはそれぞれ異なるプレイスタイルを持つため、プレイヤーは自分の好みに合わせて選択できます。

結論

『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』は、シリーズの集大成とも言える魅力的な作品となっており、プレイヤーは多彩なモビルスーツを駆使して戦う楽しさを体験できます。対戦のスリルや協力の喜びを感じながら、ガンダムの世界観を再現したゲームを楽しむことができるのです。

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